理事長からのご挨拶

理事長就任にあたって

社会福祉法人桜愛会は、今から43年前(昭和55年7月)に設立され、以来、県内初の「延長保育事業(昭和56年開始)」をはじめ、市内初の「乳児(産休明け)保育事業(平成元年開始)」など、地域の児童福祉の先駆け的存在として、社会福祉発展の中心的役割を果たしてまいりました。

今日、わが国は少子高齢化・人口減少社会の到来により、急速に国の活力がそがれ、国難ともいうべき危機的状況にあえいでいます。少子化の要因には諸説ありますが、間違いなく一つは、子育て世代の皆さんにとって「子育てしにくい世の中」であることでしょう。

私たち桜愛会のミッションは、「こどもを持ちたい・子育てを楽しみたい」という子育て世代の皆さんの希望をかなえること、そして、子育ての楽しさ・喜びを、家庭の中だけにとどめず、地域を巻き込み、地域の皆さんとともに共有することにより、「みんなで子育てする社会」にしていくことです。

こどもの笑顔が輝く、明るい未来を築くため、今こそ私たちは、法人設立当時のパイオニア精神に立ちかえり、保護者の皆さまから「子育てのパートナー」として頼りにされる、地域の特色を最大限に活かした保育サービスの提供に努めなければなりません。

法人役員・施設職員一丸となって取り組んでまいりますので、なにとぞ、ご理解・ご協力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和5年6月16日

理事長
髙村 謙二

さくら保育園の不祥事事件について

昨年度は、虐待にあたる不適切な保育により、園児・保護者・地域の皆様の信頼を大きく裏切る事案を発生させてしまいましたこと、また、全国の保育士の先生方をはじめとする、関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけする事態となりましたことを、心から深くお詫び申し上げます。

昨年11月に行われた、静岡県・裾野市の特別指導監査による「改善勧告(静岡県・裾野市)」および「文書指摘(裾野市)」について、当法人は、二度と同じ過ちはしないとの強い意志のもと、第三者調査委員会による徹底した調査と、それに基づく再発防止策を策定し、令和5年7月25日に「改善措置報告書」として県・市に提出し、本日付けで受理されました。

今後は、「改善措置報告書」に則り、法人として反省すべき点は真摯に反省し、県・市の指導に従い、再発防止策の徹底を通して、皆様からの信頼回復に努めてまいります。

令和5年8月31日

社会福祉法人桜愛会 理事長
髙村 謙二
さくら保育園 園長
酒井 和夫